部屋の隅で映画と本

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映画と本の感想ブログ

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2022-01-01から1年間の記事一覧

李陵・山月記―大人になってからこそ面白さの分かる一冊

あらすじ 舞台は中国唐の時代。主人公の李徴は科挙試験に合格する秀才だったが、詩人を志して官職を辞める。経済的困窮からふたたび下級官史の職に就くが、プライドが高く発狂して虎になってしまう。かつての友人・袁傪が山道を通ったとき、虎に襲われかける…

マナーはいらない 小説の書きかた講座

『マナーはいらない 小説の書きかた講座』は、小説家・三浦しをんによる小説の書き方を紐解く一冊だ。 かっちりと小説の書き方を説明していくというよりは、エッセイと小説の書き方本の中間のような読み口だった。 三浦しをんファンは読まない手はない。彼女…

映画『ラストナイト・イン・ソーホー』──くるくると場面が展開するアトラクションみたいな映画(ただし中身はつらい)

『ラストナイト・イン・ソーホー』を観た。というか、観たのは12月でブログもすぐに書いたのだけど下書きに入れたまま忘れていた。もう映画館の上映終わってそう。 あらすじ ファッションデザイナーを目指し服飾学校に通うエロイーズは、寮に馴染めずに間借…

2021年に読んだ本ベスト5冊

2021年に読んで良かった本を5冊紹介します。書こう書こうと思いつつ、いつの間にか年が明けていた・・・・ 2021年は51冊読みました。冊数は去年とほとんど変わらず。だいたい寝る前に1時間ちょっと読むルーティーンなのでこんなものかな。 今年読んだという括り…