部屋の隅で映画と本

部屋の隅で映画と本

映画と本の感想ブログ

MENU

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Netflix映画『君の心に刻んだ名前』感想

『君の心に刻んだ名前』は、戒厳令が解かれたばかりの1980年代台湾を舞台にしたLGBTQ映画だ。日本だとNetflix配信のみだが、台湾では去年劇場公開されて国内映画の興行収入で2位にランクインしたらしい。台湾で公開された全作品含めても8位。こういう真面目…

映画『さんかく窓の外側は夜』感想 ──映像や劇伴は良い!のに・・・

『さんかく窓の外側は夜』を鑑賞。前に原作を読んで面白かったのと、映画のキャスティングが合ってると思って地味に楽しみにしていた。しかし観た結果は・・・・なんかぼんやりした味わいだったなあという印象。 あらすじ 書店で働く三角は、幼い頃から霊が…

『脳はすこぶる快楽主義』──パクチーを美味しく感じるかは遺伝子によって決められていた?人体の不思議にせまる科学エッセイ

脳はすこぶる快楽主義 パテカトルの万脳薬 作者:池谷 裕二 発売日: 2020/10/07 メディア: Kindle版 『脳はすこぶる快楽主義』は、東大教授で脳研究者である著者・池谷裕二が、学術論文によって発表された脳や遺伝子にまつわる科学的発見をピックアップして、…

2020年に読んで良かった本ベスト5

今さらながら、2020年に読んだ52冊の中から良かった本を5つ紹介します! ジャンルさまざまで順不同に挙げていきます。 サピエンス全史 サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 発…

映画『新 感染半島』感想──新年にはマッドマックスゾンビ!

三が日に『新 感染半島』を鑑賞。ストーリーが重めの前作とは路線がことなり、わりとポップな仕上がりだった。ゾンビ映画好きとしてはゾンビがあまり絡んでこなくて物足りなさを感じたものの、マッドマックスばりの派手なアクションが盛りだくさんでこれぞお…

『21世紀の啓蒙』──啓蒙主義はいまこそ必要とされている

進化心理学者スティーブン・ピンカーによる『21世紀の啓蒙』は、啓蒙主義について21世紀の言葉と概念でふたたび語りなおし、社会は理性と科学によっていかに進歩を遂げてきたかを解き明かす一冊である。 上巻では、そもそも啓蒙主義とはなんなのかについて説…