部屋の隅で映画と本

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映画と本の感想ブログ

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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』感想

『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』を観てきた。いやー、映像の美しさが抜群。安定のA24クオリティだ。A24ってだけで一定の品質が保証されている感がある。まずオープニングのショットが目をひいて、これからどんな物語が始まるのかと引きこま…

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』感想

先週、映画のほうの『82年生まれ、キム・ジヨン』を観てきた。小説と映画では別物といえるくらいつくりが違っていたが、映画は映画でよい作品だった。 33歳のキム・ジヨンはまだ幼い娘のジウォンと夫チョン・デヒョンとの3人暮らしだ。ある日、彼女に異変が…

『82年生まれ、キム・ジヨン』──地獄のごった煮から救いは生まれるのか

書籍のほうの感想。韓国の作家であるチョ・ナムジュの作品で、韓国で100万部を突破したベストセラー。 33歳のキム・ジヨンは、まだ幼い娘のチョン・ジウォンと3歳年上の夫との3人暮らしだ。彼女は広告代理店で働いていたが、育児を自分ひとりで行わなければ…

『思考の整理学』──30年以上読まれ続ける不朽のエッセイ

「考えること」に関する外山滋比古のエッセイ。1980年代に発売されて以来、ロングセラーを記録している。東大・京大で1番読まれた本というコピーでも有名である。 実業家であったり、色んなジャンルの著名人の愛読書としてもよく紹介されているので、なぜ発…

『一人称単数』──自伝的ともいえるフィクション小説

村上春樹の短編集。題名のとおり、一人称「僕」「私」の語りで進行して、名前が明かされることはない。(「ヤクルト・スワローズ詩集」には、「僕」=村上春樹 だとわかる箇所があるが。)ただ、すべての短編の「僕」は村上春樹なのではないかと思えるくらい…

はじめまして

はじめまして。スミヅカと申します。 映画と本が好きです。 ひとりでこそこそ感想をノートに書いて楽しんでいたのですが、 ふとネットの海に放流したい!!と思い立って今さらながら始めてみました。 ブログ書くのがほぼ初めてなので人格が定まっていません…